2024年11月5日 新宿区役所「だれでも健診」
例年この時期の、結核検診の結果待ちの方にお声がけして、血圧を測らせていただき、そこからの健康相談
4分の1くらいの方は高血圧で、その半数以上が心配になるくらいの高血圧、でした
高血圧の説明リーフレットを使ったりしながらご説明したりしました
180/110だった方は、診療情報提供書を書いて福祉に相談しました
いろいろあってその日には決まりませんでしたが、また継続して相談しよう、となりました
「だれでも」いい、そしてその場で結果が出て教えてくれ、更には無料、という、こういうイベントでなければお会いできない方にお会いできる場は、とても大切と思います
でも、医療的に見たら、100人に1人程度の紹介状の相談会に医師や看護師が何人も集まって対応することは非効率だとも言われるでしょう
とはいえ、それはそれで大きな価値があると思っています
たまたま招き入れられた若い女性から「こういう時は薬飲んだほうがいいですか?」という、「そういえば医療者に聞いてみたかったんだった」みたいな質問もありました
何の病状も判断できない状態で回答するのは苦労しますが、トンデモ情報が手元に溢れてどうしていいのかわからなくなるならまだしも、怪しい情報に操られてしまいやすい社会において、一般論であったとしても、利害関係のない医療者から直接、医学的知識をもととした意見が聞ける場は、とても貴重と思います
もちろん、健康と関係なくもないものの、いつ核心に触れるのだろうと思って話を聞き続けた結果、どうやらそれ自体が話したいことだったらしい人も数人いました
こちらは概ね、相づち打っていたくらいしかしていませんが、それはそれで、本人は話せてよかったようでしたから、それでよかったと思います
保健としての個人アプローチの場として、貴重な機会でした